お尻は、体のどこか
お尻は、骨盤の後ろ側にある、大きな筋肉(大殿筋)と脂肪でできた部分です。座るときに体重を支え、歩いたり立ち上がったりするときに、よく使われる筋肉です。
皮膚の下に脂肪と筋肉の厚みがあるため、骨の近くとは違い、触れられても、骨に当たる痛みはありにくい場所です。ここでは、割れ目の内側は含めず、外側の丸みの部分を扱います。
感じ方の個人差:触れ方と体型の気持ち
フィンランドの研究(2016年・704人、うち女性528人、平均26歳。体の絵に、性的に心地よいと感じる場所を塗ってもらう自己申告)では、体のほぼ全体が対象になりました。ただ、お尻の部分だけを取り出して、何割の人が心地よいと答えたかを、ここで言い切れる材料は、手元にありません。
お尻は、なでられる、包まれる、つかまれる、たたかれる、で、まったく違う感覚になります。同じお尻でも、なでられるのは心地よいが、つかまれるのは痛い、たたかれるのは恥ずかしいうえに痛い、という人は多くいます。
体型を気にしている人は、お尻に触れられるのが恥ずかしくて、緊張してしまうことがあります。そのような日は、触れ方を変えるより、「今日は触れないでほしい」でも、自然な選択です。
嫌なとき・痛いときの伝え方
お尻を強くたたかれたり、つかまれたりすると、あざができたり、あとから痛みが出たりします。あざが長く消えない、強く腫れる、熱を持つときは、皮膚科や整形外科で相談できます。
お尻から脚にかけて、しびれるような痛みが出るときは、坐骨神経痛と呼ばれる状態のことがあり、整形外科で診てもらえます。お尻にしこり、できもの、強く痛む腫れがあるときも、皮膚科などで相談してください。
言い方の例
- 「たたくのは、やめてほしい」
- 「なでるのはいいけど、つかまれると痛い」
- 「お尻は恥ずかしいから、今日は触らないで」
途中で嫌になったら、「やっぱり、ここはやめたい」と言って大丈夫です。さっき平気だったことは、これからも平気でなければならない、という意味ではありません。
となりの部位
よくある質問
お尻を触られるのが好きではありません。
好みの問題で、おかしなことではありません。触れられたくない場所は、断って大丈夫です。
お尻をたたかれると、あざが残ります。
あざは、強くたたかれたしるしです。嫌なときは、やめてほしいと伝えてください。長く消えないときは、受診できます。
お尻が性感帯かどうか、自分で確かめたいです。
ひとりのとき、手のひらでゆっくりなでて、心地よい・くすぐったい・何も感じない、を観察すると、自分の傾向が分かってきます。
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